gecko masque

トッケイヤモリ

パンとローチと殺虫剤  

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トッケイスマイルのやもパパ

~~デュビアのお話~~

トッケイたちが喜んでくれるならと、意を決してローチ飼育に挑み
繁殖させられるような精神状態(←ここポイント)に慣れたのですが、

暖かくなったこの時期に立て続けに3匹逝ってしまいました。
成虫になったばかりの新しい個体ばかり3匹。

主な原因予想は
1)時折降る雨の日の寒気による卵詰まり
2)増えすぎて血が濃くなった
3)パンをあげたから

週末は時々、パパ&ママだけは部屋を自由に散歩させるので
暖かくなってきたこともあり、ローチケースはリビングに移動していました。
人間目線の気温はあまり変わりませんが、床面は少し寒かったのかもしれません。

そして、数匹だったデュビアたちもいまや数十匹になりました。
よく行くお店の方に聞いてみたところ、血が濃いのかも。ともおっしゃっていました。

そして「パン」のエサ。
実はこれが一番気になっています。

少し前の情報ですが、穀物類の遺伝子組み換え脅威についてです。
現在の小麦はもはや原型を保っておらず、殺虫剤化しているという説について。

デュビアは体内の微生物が大切だから、飼育の際は彼らの糞を敷くことがポイント。
というのを念頭において飼育していたのですが
この動画を参考にすると、パンを食べたローチ(デュビア)は
体内の微生物が死んでしまって生きていけなくなってしまうのではないか。
あるいは、何らかの変異が起きるのではないか、などと思いパンを与えてみたことがありました。
もちろん一方では、ゴキブリという生き物は
なんでも食べられる生き物だから、ビクともするはずがないという希望と共に。

結果はまず、パンそのものにあまり見向きもしなかったこと。
うちのデュビア達の好みは、
にんじんやかぼちゃのように、甘いものには群がるのですが、
キャベツや小松菜はいつも、他にないので仕方なく食べました。
という跡形が残っている程度。

トッケイが食べなかったピンクマウスは、即座に興味は示しませんが翌朝には骨になっています。

そしてパンに於いては、数匹だけが熱心にかじっていましたが多数は興味を示しませんでした。
夜中に食べてしまうのかと思いきや、翌朝にはそのままの状態で乾燥していました。
つまり、多数は食べ物だと認めなかったということでしょうか。

そしてその約1ヵ月後に3匹が立て続けに固まっていました。
1匹のオスはある朝見たら仰向けに。
1匹のメスは狂ったようにケージ内を駆け回り、角にゴツンゴツンと体当たりをして
最後はひっくり返って、そのまま。
1匹のメスは苦しそうに卵を半分産んでそのまま。

摂取から1ヶ月経っているので、結びつけるのは単純すぎますが、
パンそのものが毒ではなく、素材の遺伝子に含まれる殺虫成分が効いたのか、
と考えると、素人目線的には1ヶ月という期間は長くはないように思いました。

この動画ではコーンをメインに語っていますが、とてもわかりやすいと思います。




>>直リンク

ローチたちにパンを与えたことで一番の驚きは、虫もあまり食べないものが人間の食べものなの?ということ。

私は漫画禁止の家庭で育ったのですが、
押入れの奥に「ガロ」という古い雑誌がしまってあって、こっそり読んでいました(笑)
白戸三平氏のカムイ伝が掲載されていた雑誌です。

その雑誌に「毒娘」というお話が載っていたのですが、
毎日少しずつ、毒を食していくうちに吐く息までもが毒気を帯びて
人が近寄れない、近寄ったハエすら死んでしまう。
というちょっと切ない恐怖物語をふと思い出しました。

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19:16

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やもり激情  


いつもかわいいやもママ。
どんなときもかわいいやもママ。

・・・別居していた子供達を同じケージに戻してしばらくしたら

やもママは絶対子供達にやさしいはず。という
哺乳類脳全開の私の発想はすぐさま打ち消され、

アンちゃんを頭突きをするように追いかけ始めました。
まるで、私のダーリンに近寄らないで!と言っているようなエネルギーでした。

アンちゃんが噛まれないようにと、2匹の間に手を差し出したら
私が噛まれるという事態に(冷汗)

激情してかなりの興奮状態のやもママは
口の間に挟まっている肉が私なのか、ヤモリなのかそういうのはもうどうでもいいようで
見たこともない形相で、プルプル震えながらかみ締めていました。

初めてみる表情に噛まれながらも、唖然として眺めてしまうほど。

やもパパよりも力が弱いので、すぐにはずすことができて
私もやもママも大怪我をせずにすみましたが・・・

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放心状態のアンちゃん。
トッケイ自慢の大口で、正面から一度ガップリされていたので
頭頂部に歯型がついていました。

ヤモリのお作法にのっとって、アゴの下に頭を差し込むようにしながら
尻尾をふりふりと近づいたのに怒られてしまって、ショックが大きかったようです。

アンちゃんは今は一人になってしばらく経ちますが、ふっくらしてきて
私にも威嚇の度合いが軽くなってきました。
エサもおねだりするようになって、だいぶ落ち着いたようです。

家族暮らしをしていたときは、実はやもママが一番弱かった、というか
子供達に端に追いやられていることが多かったのです。

エサも一番最後に食べに出てきて、ちょっとだけ食べることも少なくなく、
自然の世界ですから、老うものは若手の生命力にかなわない何かがあるんだなと
見ていてちょっと切なく、とても心配になっていました。

初めてうちに来たときも、育ったところで付けられた歯型と思われる跡が
2,3箇所ついていて、か弱くて守ってあげないと、と思わせる
ふんわりした空気を放っていました。

今回の件を目の当たりにして、
人間関係ならぬ、ヤモリ関係もタイミングと勢いが大切なようです。

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二人きりに戻って、ほっとしたようなやもママ。
と、その背中をみつめるやもパパ。

やもりは感情豊かな生き物だなぁと感じることもしばしばありましたが
こんなにも、強く感情を示すとはやはりヤモリの皮をかぶった
小人なのかもしれません(真顔)

そして事故もなかったこともあり、
いつも弱々しかったやもママが強い自己主張をしてくれたことは
私の強い安心につながりました。

いつもみんなに遠慮していては
食べるものを食べていても、なんとなく小さい雰囲気に。
”意識”から作られる生命力はとても大切です。

つがい制なのかな?と思うこともあるのですが
子供達を別のケージに移した後のやもパパはどこか寂しそう。

「確か・・・僕の記憶が確かなら・・・率いていたはずなのに。」

そんな様子で遠くを見ているときがあります。

ママの感情を見てしまうと、怪我をさせないために同居は断念せざるを得ませんが、
パパの様子を見ていると、何とかしてあげられないかなぁと思います。

やはり、やもり部屋を作るのが両方の願いを叶えられるのかもしれません。

ムムム・・・・・orz
tag: トッケイヤモリ 
21:51

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